3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のスタッフ会議が2日、宮崎市内で行われ、16日からの宮崎合宿の練習メニューなどを決めたほか、代表候補選手の背番号が発表された。合宿では実戦形式の練習を多く行う方針。導入が決まった延長戦でのタイブレークについて、原辰徳監督(50)=巨人=は野手の登板も想定して臨むと総力戦での必勝を誓った。
総力戦で臨む。約1時間の会議を終え、原監督が強い姿勢を打ち出した。今大会からの新ルールでは延長戦は無制限。延長十三回からは無死一、二塁で始めるタイブレークが導入された。指揮官の用兵にも大きな影響を及ぼすルールだけに、表情は厳しかった。
「こういう場合もあると、選手に意識付けていきたい。極端な話、タイブレークのときは、ピッチャー以外がマウンドに上がることも想定する意識を持つことが大事だ」
これぞ勝利への執念。“極端な話”というただし書き付きながら、総力戦で白星をもぎ取るという強い決意を示した。野手の実戦登板となれば、オリックス時代のイチローが96年のオールスター第2戦でマウンドに立ったシーンがよみがえる。イチローは昨年7月のタイガース戦でも延長十五回までもつれた際に登板を直訴したことがある。
投手に球数制限(第1ラウンド70球、第2ラウンド85球、準決勝・決勝100球)があるWBCの場合、継投は難しく、延長が長引けばブルペンが空になる場合もあるかもしれない。そんな非常時には、イチローのWBC登板という究極プランも覚悟してある。世界一を目指す原監督の情熱はそれほどまでに熱い。

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